7月17日「石神井川に入って遊ぼう」を参加者を制限して実施しました!

 7月17日、としまえん水と緑の公園で遊ぶ会さんとの共同企画「石神井川に入って遊ぼう」を実施しました。緊急事態宣言のため、一般の参加者向けのイベントは延期となりましたが、千葉大学でランドスケープを学ぶ学生の皆さんとのイベントとしての実施となりました。

 イベントの前半は川辺で水温測定、CODのパックテスト、試験紙によるpHの測定、透明度の測定を体験し、後半は実際に川に入って生き物の調査を行いました。

 水温は22℃、梅雨明けたばかりという事もあってかCODは例年の石神井川と比べ高めの数字となりましたが、透明度は高く、比較的綺麗な水である事が確認されました。

 生き物調査では追い込み漁等を行い、魚類を捕獲しました。成果は

・アブラハヤの稚魚 多数
・シマドジョウ 1匹
・ヌマエビ 数匹
・カワトンボのヤゴの一種 1匹
・トビケラの幼虫の一種 1匹

でした。

 アブラハヤは比較的水の綺麗な中~上流域に住む魚です。一方で本来石神井川のような河川に多いはずのモツゴやオイカワはこの日は見つかりませんでした。

 この事は普段の石神井川の水質が綺麗である事を裏付ける一方で、実は河川の環境が非常に単調で多様性に乏しい事を示している可能性もあります。


 増水時にこういった小魚の逃げ場になる、護岸の"魚巣ブロック"ではアオダイショウも見つかりました。

 川の水は冷たく、水の音も綺麗で、学生の皆さんも石神井川で楽しそうに川遊びをしてくださったようです!


透明度調査の様子

CODパックテストの様子

いざ川の中へ!

沢山生息していたアブラハヤ

シマドジョウもいました!

魚巣ブロック

魚巣ブロックにいたアオダイショウ

川と水辺を楽しむプロジェクト

川と水辺を楽しむプロジェクトは主に練馬区において、市民と自然が親しみ、生態系と市民との豊かな共生関係の構築する活動を行っている団体です。これまで自然環境の観察・調査、学習会、シンポジウム、発表会等を行ってきました。

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